今日久しぶりに木に登った。10日間程毎日早朝から葉山まで出かけて、ウッドデッキ工事をしていた。昨日ようやくメドが付いて、今日と明日現場を一時空けることが出来た。手入れ仕事がたまっていて、助っ人を3人頼んで今日二現場まわることが出来た。内2人は俺が見習いの頃一番最初にお世話になった植木屋の先輩で、九州人の本田君兄弟。一緒に仕事するのは10年ぶり位。兄弟二人はとても仲が良くいつも行動を共にしている。半年九州、半年横浜みたいな暮らしをしている。昨年末、兄貴の方とチラッとあった時に、今度忙しい時手伝ってくださいねって言っておいた。
15年前、見習いで何も出来なくて、本田君兄弟の登っている木の下で掃除ばっかりしてた俺が、今一緒に木に登ってスピードを競うようになってる。たまに、「もうちょっとあの木切ってください。」とか頼んじゃってる。忙しい俺のために一生懸命二人とも頑張ってくれた。本当にありがたい話だ。自然と昔話に花が咲き、来月また九州に帰ってしまう二人に、また早く横浜に戻ってくるよう頼んでおいた。二人とも数年前に結婚したらしく、携帯の待受け画面には、愛妻と愛娘の写真。「娘かわいいべー。」と弟のショウジ君が言う。人見知りのショウジが、昔こんなにもやさしい笑顔をしたことが無かったので、時間の流れをホントに感じた。初対面の人には兄のユキオがショウジの通訳してたくらいシャイだったから。
10年ぶりに会って、いきなり普通に一緒に楽しく厳しく仕事が出来るのって何なんだろう?
間違いなくすげー事だと俺は思う・・・。