土曜の夕方から一泊で伊豆高原へ行ってきた。
天気も良く、渋滞もなく快適でした。宿もこの正月以来で、いつも通りメシもうまかった。
帰り道、伊豆スカイラインの冷川方面へ抜ける途中に、気になる露店発見。
地物の野菜、豆腐、味噌、タマゴ、枝豆などを買ってしまった。
どれもおいしかった。その露店の隣に、農家のたたずまいで、入口に「営業中」の看板。
露店のおばちゃんに、「となりは何屋なの?」って聞いてみた。
「いろんなモン出す店だよ。鴨だとかイノシシの燻製だとか、自家製うどんだとか。おまかせっていうと、旦那がいろいろ出してくれて、最後にうどんが出てくるよ。」って。
行くしかないでしょう。
門をくぐって大きな土間の玄関。囲炉裏がある。とりあえず座敷に座った。
程なくして、例の旦那登場。
「ふん、どーしよう。おまかせでやろうか。ふん。」
「おまかせって何が出てくるの?」
「燻製とか豆腐とか、うどんとかウナギの寿司やね、ふん。予算はどの位?」と旦那。
初めての店で、メニューもロクにないのに値段がわかるわけねーだろ。
俺はそんなに腹減ってないし、その自家製うどんとおにぎりみたいなもんがあればいいやって感じだし、ゆーすけは眠いみたいで店に入ってからも座敷で寝てるし別に「おまかせ」を頼むほどでもない。ってな感じで話したら、
「じゃー大人3人前位で6、7千円でどう?」だって。
ちょっと高いかなと思ったけど、ヤケにおまかせにこだわるし、
お手並み拝見ということで任せた。
はじめに、ごま豆腐がちょろっと。続いて鴨などの燻製がちょろっと。続いてサトイモの焼いたやつがちょろっと。続いてウナギの押し寿司がちょろっと。最後にうどんが3杯。
あまり腹減ってない俺でも足りない。
「旦那さん、うどん1杯追加でくれる?」
「ふん、足りなかったか。ふん。」
「ふん」をつけるのがクセみたいだ。
味はまーまー良かったけど、量が少なすぎた。女性にはちょうどいいのかも。
店の雰囲気はいいです。「いかばた」っていう店です。